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≪保存版≫バス運転手になるにはどうする?転職までの道のりを詳しく解説≪バス運転手のなり方≫

≪保存版≫バス運転手になるにはどうする?転職までの道のりを詳しく解説≪バス運転手のなり方≫転職

バス運転手に転職したいあなた。

✓転職活動を何から始めたらいいか悩んでいませんか?
✓大型2種免許をもっていれば簡単に採用されるだろうと思っていませんか?
✓不採用通知をもらってバス運転手になることを諦めかけていませんか?

実は闇雲に転職活動をしても採用されませんし、バス運転手になれたとしてもすぐに辞めてしまうことになるかもしれません。

なぜならバス運転手という仕事は他にはない「特殊性」が多々あるからです。

それらを理解して転職活動を行わなければ、バス会社が求める人材とあなたが永遠にマッチングしないどころか、入社できてもあなた自身がその「特殊性」ゆえに耐えれなくなり続けていくことが難しくなります。

↓筆者の自己紹介

roi自画像✓20代未経験でバス運転手に転職
✓一般・高速・貸切に乗務経験あり
✓入社3年目で運転・接客技術の社内コンテストで優勝
詳しくはこちら

この記事では僕の転職活動の経験をもとに、バス運転手に転職するまでの道のりをstep.1からstep.10まで順序だてて詳しく解説していきます。

なおバス運転手未経験で大型2種免許をバス会社の支援制度で取得する方を想定しています。

この記事を読めば少しでも採用される確率が上がりますし、採用後にすぐ辞めることも無くなります。
※ここに記載した内容は特定の会社・団体・組織・個人を指すものではありません。またバス会社や仕事によって状況は異なるので、この記事の内容がすべて当てはまるわけではない事をあらかじめご了承願います。

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【step.0】バス運転手に転職する際の心構え

転職しようと思う経緯は人それぞれです。

✓突然リストラを言い渡された
✓人間関係がうまくいかなかった
✓今の仕事が自分に合わないと感じるようになった
✓待遇に不満を感じるようになった

などなど様々な理由があると思います。

中には時間が無く、早く内定をもらいたいと焦っている人もいるでしょう。

しかし、バス運転手に転職するときの心構えは、

「自己分析を行い、バス業界・バス会社とのマッチングを図る。内定を焦らずに腰を据えてじっくり行うこと。」

これが重要です。

時々こういう考え方の人がいます。

バス運転手になりたい男女
バス運転手になりたい男女

運転するだけの仕事だしバス運転手なんて誰でもなれるでしょ。

この記事を読んでいる皆さんの中にはいないと思いますが、
なぜかバス運転手と言うだけで転職を甘く見ている人がいます。

こういう考え方の人は何社受けても落ちますし、仮に内定をもらえたとしても長続きしないと思います。

それはなぜか、

コロナ禍でバス需要が減ったとはいえ、一時ほどではないもののバス運転手不足は続いています。
コロナが落ち着いてくれば、ツアーやお出かけに需要が戻り仕事が増えて、更に運転手不足が深刻な状態になるでしょう。

また昨今、運転手の健康起因によるバスやタクシーの事故も数多く発生しています。

この様な状況の中でバス会社が欲しい人材とは、

「会社の目指すべき方向性に柔軟に対応でき、できるだけ長く働いてくれる健康的な人材。」

と言えると思います。

にもかかわらず、自己分析もしてない、バス運転手のこともバス業界のことも知らない、行き当たりばったりのような志望者を採用したいと思うでしょうか。

履歴書や面接時に、自己分析を行いバス運転手の働き方も理解して、将来的にどのようなキャリアを目指すのかしっかり伝えられる人材を採用したいと思うのは当然のことだと思います。

【step.1】自己分析(あなたの働き方のスタンスを知る)

あなた自身が「働く」ということに対してどのような価値観を持っているのか自己分析をしましょう。

どんな仕事でも人によって向き不向きがあります。
全ての人に向いている仕事なんてありません。

なぜなら、人それぞれ考え方や性格が異なり仕事に対する価値観は十人十色だからです。

無論、バス運転手という仕事も向いている人、向いてない人がいます。
バス運転手になりたくてこの記事を読んでいる方の中にも、残念ながらバス運転手に向いていない人がいるかもしれません。

仮にあなたがバスが大好きで、バス運転手になることが小さい頃からの夢だったとしましょう。

夢と言うだけで自己分析をせずに転職活動をした結果、バス運転手になることが目的になってしまい、
バス運転手になれても、理想と現実のギャップを感じるようになるかもしれません。

そうすると、

「自分には向いていない。」

と感じるようになるかもしれません。

そのような状況でバス運転手を長く続けていくことは難しいでしょう。

バス運転手になろうと思ったきっかけはどうであれ、転職活動に費やす労力やお金を無駄にしない為にも、

「そもそも自分はどういう働き方をしたいのか?」

をこれまでの経験を踏まえながら今一度考えてみましょう。

【step.2】バス運転手について知る(仕事内容、働き方、年収etc…)

自己分析によってあなた自身の

「働き方のスタンス」

がはっきりしたらバス運転手について調べましょう。

具体的には、

✓仕事内容(路線、高速、貸切)
1日の仕事の流れ
✓年収
✓人間関係

などあなたの働き方のスタンスを念頭にバス運転手のことについて調べてみましょう。

「調べなくてもどんな仕事か分かっているよ。」

と思っていませんか?

僕もバス運転手になる前は、

バス運転手=バスを運転する仕事

くらいの認識しかありませんでした。

だから調べなくてもなんとなく想像がつくし、巷ではバス運転手はキツイってよく言われているので、

「そんな事分かってなろうとしているんだよ。」

とお思いの方もいるかもしれません。

しかしいざなってみると、

「僕の想像していた事はほんの一部分で、バス運転手の色んなことついて全然知らなかったんだな。」

と改めて思い知らされました。

情報収集をしていなかったのでそうなるのは当たり前ですが、僕自身バスに乗る機会が多く、働く姿を普段から見ていたので分かったつもりになっていたのでした。

たまたま僕の場合は、

僕の働き方のスタンス≒バス運転手の働き方

だったのでこれまで続けてこれていますが、これが自分自身の働き方のスタンスと全く合わなかったとしたら、僕もバス運転手の仕事は長くは続かなかったと思います。

【完全版】バス運転手の1日(ルーティン)をご紹介!【路線バス編】
【バス運転手しか勝たん!】この記事では路線バス運転手の1日(ルーティン)を詳しく解説しています。

【step.3】バス会社について知る(どんな仕事があるか、教育プログラムは?etc…)

バス運転手とあなたの働き方のスタンスが合致、あるいは合致しなくても続けていけそうと判断できれば次はバス会社について調べましょう。

具体的には、

✓どんな仕事があるか(貸切専業?路線と貸切両方?)
✓独り立ちするまでの教育プログラム
✓支店や営業所がどこにあるのか(同一県内か他県にまたがっているのか)
✓福利厚生
✓勤務体系

などあなたがバス運転手として入社したあとのことを想像しながら調べてみましょう。

この時に調べるバス会社は、あなたの居住地域の会社は勿論のこと、隣県や全国的に有名なバス会社まで範囲を絞らずに調べるのをオススメします。

一口にバス会社と言っても、仕事内容や教育方針、安全に対する意識は各社大きく異なります。

そのため複数のバス会社を調べることで、会社ごとの特徴や良し悪しが見え、よりあなたに合った会社を見つけることができるからです。

あなたに合うバス会社に入社できれば、より「働き心地」がいい環境で仕事をすることができ、結果として長く働き続けることができるのです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

あなたに合った優良バス会社の選び方(バス会社を比較するときに重要な5つの視点を解説します)
【バス運転手しか勝たん!】この記事ではあなたに合った優良バス会社を選ぶために、バス会社を比較検討するのに必要な、5つの視点を僕の経験をもとに詳しく解説します。

【step.4】受験するバス会社を選ぶ(第1~第3志望)

少なくても第1志望から第3志望まで受験するバス会社を選んでください。

仮にあなたの居住地にバス会社が1社しかなかったり、最初から受験するバス会社を決めている場合でも、第3志望までは選んだ方がいいです。

なぜなら、履歴書の書き方や面接はある程度数をこなして、上手になっていくからです。

特にあなたが久しぶりの転職で、履歴書も面接も慣れていない状態でいきなり第1志望のバス会社を受験しても不採用になってしまうかもしれません。

言い方は悪いですが、第3、第2志望を練習台として、試行錯誤しながら第1志望の会社に向けて準備を進めていくという流れにした方が採用確率も上がると思います。

ちなみに僕は第10志望まで選び、しかも僕の居住地からの距離は関係なく、全国各地のバス会社に履歴書を書いて送りました。

僕自身も久しぶりの転職活動だったため、最初は履歴書も面接もうまくできませんでしたが、回数を重ねるごとに上手くなっていっているという実感がありました。

【step.5】履歴書を書く(未来を語る)

履歴書は会社指定の様式か、市販のものを使用するか大きく2つに分かれます。

履歴書を書く際のポイントは、

「過去を語るよりも未来を語る。」

つまりこれまでの経歴よりも、これからバス運転手としてどう仕事に向き合うのかということに重点を置いて、志望動機や自己PRを書くことが重要です。

バス運転手の前職は様々です。
僕もそうですが、全く関係のない業種や職種からバス運転手になる方が多くいます。

そんな方が前職での経歴をただ単にアピールしても、採用担当者に響かないと思います。

過去を語るのであれば、これまでの職務経験を踏まえて、バス運転手に転職した後にその経験をどう活かすのかを書きましょう。

【step.6】面接(服装にも気を抜かない)

面接は履歴書に書いた、志望動機や自己PRの内容に基づいて進められます。
また履歴書に書いてあること(志望動機や自己PR等)も改めて聞かれることがあります。

そのため、履歴書はコピーして手元に残しておき、見なくても内容を言えるくらいしっかりと目を通しておきましょう。

基本的には面接官の方針やその場のやり取りによって何を質問されるか分かりませんが、
自らの履歴書の内容から、ある程度想定しておけば比較的落ち着いて面接に臨めると思います。

服装は会社の指定があればそれに従い、特になければスーツで行きましょう。
しかしヨレヨレのスーツに汚れがついた革靴はNGです。

「バス会社は制服があるし仕事中スーツ着ることないから、面接時の服装なんて見られないだろう。」

なんて思ってはいけません。

バス運転手の仕事、特に貸切バスに乗務していると、お客様のみならず添乗員やバスガイドなど様々な人と接する機会が多くなり、服装や足元をよく見られます。

そのため、僕の周りの先輩乗務員を見ても、制服をきっちり着こなし靴もピカピカに磨き上げられている方を多く見ます。

面接官の中にも過去に乗務員をしていたという方は多くいるので、面接時のあなたの服装は、バス運転手になったときにどのような制服の着こなしをするのか重ね合わせて見られていると考えなければなりません。

【step.7】健康診断(健康診断の結果も選考の判断材料に)

会社によって順番は前後しますが、書類選考や面接を通過すると健康診断があります。

先ほども話しましたが、昨今運転手の健康起因による事故が多々発生しています。

ひとたび大きな事故を起こしてしまえば、場合によってはお客様に怪我をさせてしまうばかりか、新聞やニュース等に取り上げられ会社のイメージ的にも大きなマイナスとなります。

やはりバス会社としてもできるだけ健康な人材を採用したいと考えており、健康診断の結果は選考の大きな判断材料となります。

要するに入社前の「ただの」健康診断だと思って侮ってはいけません。

できれば、【step.0】の段階(バス運転手に転職しようと思った時)から、食生活や生活習慣に気を付け、健康的な生活を心掛けましょう。

「もう年齢もいってるし、メタボだし今更遅い。」

と諦めず少しでも各種数値が良くなるように努力しましょう。

【step.8】内定

書類選考、面接、健康診断とクリアすればいよいよ内定通知書が送られてきます。

お疲れ様でした。

しかしまだ気を抜いてはいけません。
これでバス運転手になれることが決まったわけではないからです。

あくまで第1関門をクリアしたまでです。

大型二種免許養成制度で採用選考を受けた方はこれからが本番と言えます。

会社ごとに異なりますが内定通知書には、

「会社指定の〇〇教習所にて〇〇日までに取得して下さい」

と記載されており基本的にはその期日までに大型2種免許を取得しなければなりません。

【step.9】大型2種免許取得(実技よりも学科が難しい)

大型2種免許取得の最難関は、教習所を卒業した後に受ける、各都道府県の運転免許センターの学科試験です。

僕が教習所の教官から最初に言われたのが、

「普通免許もそうだけど、大型2種免許も同じ。多くの人が実技よりも学科で落ちる。実技なんてどうにかなるものだよ。」

この言葉の意味は言われたときにはよく分かりませんでしたが。。。

僕にとってバスの運転は人生初めて。
教習所内のコースでバスを初めて走らせたときはおっかなびっくり、教官からの言葉もすっかり忘れ、

(僕は本当に大型2種免許をとれるのか??)

と不安になりました。

しかし段々とバス独特の動きに慣れてくると、路上教習に出る頃には楽しささえ感じていました。

そしてこの頃から最初に言われた教官の言葉を思い出します。
教官の言う通り学科は勉強しなければ通りません。

実技のように教習を受ければ上手になっていくのとは違い、学科は授業を受けただけでは内容が頭に入りません。
その後に問題集を繰り返し解くことで、頭に入ってくるのです。

僕も繰り返し問題集を解いて学科試験に備えていました。

そして教習所を卒業し、各都道府県にある運転免許センターの学科試験に合格すれば、晴れて大型2種免許取得となります。

【step.10】いよいよ入社

大型2種免許を取得すればいよいよ入社となります。
入社日までに会社から指示されたものを準備します。

バス会社によって同期の数は異なりますが、新卒と違って年齢が様々です。
同期と言っても自分の父親くらいの年齢もいれば、反対に自分の子供くらいの年齢が同期になることもあります。

同期と言ってもバス運転手という仕事上、同じ仕事をするわけではないので、毎日会うことはありません。

しかし、同じ時期に入社した仲間と言うことで休みを合わせて遊んだり飲みに行ったりすることも多く特別な存在となります。

【まとめ】≪保存版≫バス運転手になるにはどうする?転職までの道のりを詳しく解説します≪バス運転手のなり方≫

大型2種免許をもっていない未経験の方がバス運転手になる場合を想定して記事を書きましたが、読まれてどう思われたでしょうか?

文字で読むと長くて、なかなか難しそうだなと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし僕も未経験でバス運転手になりました。
まさかこんな大きなバスを動かすことができるなんて思ってもいませんでした。

最後にお伝えしたいのは、何事も舐めてかからずにしっかり準備をし真剣勝負で向き合えば、あなたもきっとバス運転手になれます。

是非この記事を繰り返し読んでいただき、前向きにしっかり準備をして転職活動を進めてください。

あなたの幸運をお祈りしています。

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