バス運転手にとって腕時計は仕事をする上で欠かせないものです。
まれに腕時計はせずに、置き時計で時間管理をしている運転手もいますが本当にまれです。
置き時計を使っていても、腕時計も併用して時間管理をしていることがほとんどです。
かく言う僕も5年ほど愛用している腕時計があります。
しかしバス運転手にとって腕時計は必需品でありながらその選び方は意外と難しく、どんな基準で選べばいいか悩んでいる人も多いんじゃないかと思います。
この記事では僕の経験を踏まえ、
×⇒バス運転手の腕時計に不必要なもの
をお伝えします。
バス運転手になる皆さんの腕時計選びの参考になれば嬉しいです。
僕のおすすめの腕時計もご紹介しているので是非最後までご覧ください。
腕時計は何を買えばいいか迷う…
僕の経験を踏まえ、バス運転手の腕時計に「必要」「不必要」なものをお伝えします。
↓筆者の自己紹介
※ここに記載した内容は特定の会社・団体・組織・個人を指すものではありません。またバス会社や仕事によって状況は異なるので、この記事の内容がすべて当てはまるわけではない事をあらかじめご了承願います。
バス運転手の腕時計に必要なもの
正確性
正確な時を刻む電波時計を選びましょう。
バス運転手の仕事は時間にシビアです。
路線バスであれば、バス停ごとに発車時刻が決まっており1秒でも早く発車してしまうと
「早発(そうはつ)」
と言って問題になってしまいます。
貸切バスであれば、行程表により立ち寄る場所や時間が定められており、できるだけその時間通りに運行できるように努力します。
特に最後が駅や空港送りで、新幹線や飛行機の接続がある場合はその時間は絶対で遅れることはできません。
この様に常に時間に縛られているバス運転手の腕時計は正確さが求められます。
安いからと言って時間が狂いやすい時計を使っていてはいつか仕事に支障をきたす時が来るでしょう。
耐久性
装着している時間が長く、時に過酷な環境で使用するので耐久性が高い腕時計を選びましょう。
バス運転手の仕事は拘束時間が長く、時に休日出勤もあるので腕時計を装着している時間が長くなりがちです。
また腕時計は車内でバスを運転するときだけ使うわけではありません。
〇バスの洗車をする
〇雨が降る中でバスの点検を行う
〇車いすのお客様のご乗車のお手伝いをする
などなど腕時計が濡れたり物理的に負荷がかかるなど、過酷な環境で使用することもあるので耐久性の高い腕時計を選ぶことが重要です。
視認性
一目で時刻が〇時〇分〇秒まで分かるデジタル表示の腕時計を選びましょう。
特に路線バスを運行する際は現在時刻を秒単位で確認します。
現在時刻と次のバス停の発車時間を見比べて早発が無いように運行します。
例えば、
「今は7時49分10秒で次のバス停の発車時刻は7時50分ちょうど」
「もうすぐ到着するけど、お客様が多いバス停だから乗降扱いを行っていたら50秒以上はかかるから早発はしないだろう」
と言う感じで秒単位まで確認しながら運行しています。
もちろんバス車内の運行支援機器にも時刻は表示されていますが、まれに時刻がずれているときもあるので、常に自分の時計も確認しながら運行する必要があります。
そのため、ぱっと見で時刻が分かるデジタル表示の腕時計がオススメです。
バス運転手の腕時計に不必要なもの
多機能
バス運転手が使う腕時計はシンプルイズベスト。
最低限の機能で問題ありません。
仕事もプライベートも両方使う場合は、多機能な腕時計の方が便利かもしれません。バスの仕事をするときにしか使わない場合はシンプルな機能の腕時計で全く問題ありません。
〇曜日
〇月日
〇防水性
これくらいの機能があれば十分です。
下手にあれもこれも機能があった方が便利だろうと思って買うと、高価になったり結局使わない無駄な機能だったということになりかねません。
高価
バス運転手の時計は傷がつきやすいのであまりにも高価な時計は不向きです。
時計はお客様から見られるものなのでそれなりの値段の腕時計を装着したい。
と考える方もいるかもしれません。
しかし先ほども述べたように、突然雪が降ってきてチェーンを巻いたり車いすのお客様の乗車のお手伝いをすることもあります。
そうするとふとしたことで腕時計にチェーンやバスの車体、車いす固定ベルトの金具などが当たって傷つくことがあります。
そんな時は腕時計を外せばいいじゃん。
と思われるかもしれませんが、例えばお客様の乗車された状態でチェーンと装着したり、車いすのお客様の乗車のお手伝いをするときにわざわざ腕時計を外している時間はありません。
というよりも、外そうと思っていても忘れてそのまま車外に出ているはずです。
「自分はいくら高価な時計であっても傷つくことはまったく気にしない」
という方以外は、仕事で使うもので傷つくことはよくあるのであまりにも高価な腕時計は避けるようにしましょう。
ゴツさ
本体の厚さができるだけ薄くゴツくないものを選びましょう。
例えばタイヤにチェーンを巻くときは、タイヤとボディの隙間に手を突っ込みますが、時計がゴツいと車体に引っかかって非常に不便です。
場合によっては時計も傷つきますが、バスのフェンダーも傷ついてしまいます。
中にはゴツい時計が好きな人もいると思いますが、バスの仕事中は邪魔でしかなくなりますので、できるだけ薄くてコンパクトなものが良いと思います。
おすすめの一品
現在僕が使用しているのは「CASIO G-SHOCK GW-8900-1JF」です。
かれこれ購入してから5年が経ちますが、仕事・プライベート両方でほとんど毎日使用しているにもかかわらず、故障知らずで活躍してくれています。
正確性・耐久性・視認性すべてにおいて優れており、シンプルな機能で価格もG-SHOCKとしてはお手頃価格でガンガン使えます。
強いて言うなら本体部分が若干厚みがあってゴツく感じるときもありますが、その欠点を補って余りあるほどの良さがあるので僕は使い続けています。
アマゾンや価格.comを見ても評価がなかなか高いので僕の選んだ目は間違っていなかったなと自負しています(笑)
【まとめ】バス運転手の腕時計の選び方とオススメの一品
腕時計はバス運転手にとって毎日身に着けている相棒のようなものです。
せっかくなら自分に合ったものを身につけたいですよね。
あくまでここに記載した選び方は僕の経験をもとにしたものなので、必ずこの選び方でないといけないわけではありません。
「外見重視でこれをつけるとテンション上がるからこれにした!」
という選び方でもそれはそれで間違った選び方ではありません。
少なくともこの記事が、あなたに合った1本を見つける際に少しでも役に立てば僕は非常に嬉しく思います。