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バス運転手のトイレ事情は?乗務中トイレに行きたくなった時の対処法とトイレ対策を詳しく解説!

バス運転手のトイレ事情は?乗務中のトイレ対処法と対策を徹底解説!あれこれ

仕事中に自由にトイレに行けない環境で仕事をしたことはありますか?

我慢したことはあるにしても、数時間も我慢しなければならない状況を経験したことがある人は少ないと思います。

トイレに行きたくても数時間も我慢しなければならないなんて…
想像しただけでも地獄ですよね。

そうは言うものの、実際に仕事中にトイレを我慢する体験しなければ身をもって実感できないと思います。

未経験でバス運転手を目指す方は、バス運転手の詳しいトイレ事情はご存じないと思いますし、そもそも考えたことがない人も多いと思います。

できることならバス運転手になってからこの辛さを味わいたくないと思います。

この記事では、

✓バス運転手のトイレ事情を詳しく解説
✓乗務中にどうしてもトイレに行きたくなった時の対処法
✓そもそも乗務中にトイレを我慢しなくてもいい方法

を解説しています。

この記事を読めば、バス運転手になってから乗務中のトイレに苦しむことが少なくなります。

バス運転手になりたい男女
バス運転手になりたい男女

運行中にトイレに行くのは恥ずかしい。そもそもトイレに行かないような対策も教えてほしい。

roi
roi

恥ずかしい気持ちは分かりますが我慢は禁物です。その理由と我慢しなくていい対策について解説します。

↓筆者の自己紹介

roi自画像✓20代未経験でバス運転手に転職
✓一般・高速・貸切に乗務経験あり
✓入社3年目で運転・接客技術の社内コンテストで優勝
詳しくはこちら

※ここに記載した内容は特定の会社・団体・組織・個人を指すものではありません。またバス会社や仕事によって状況は異なるので、この記事の内容がすべて当てはまるわけではない事をあらかじめご了承願います。

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バス運転手のトイレ事情

バス運転手の仕事内容を思い浮べたらすぐわかると思いますが、バス運転手は急にトイレに行きたくなってもいけない環境で仕事をしています。

では乗務途中でトイレに行きたくなったらどうするか?

基本的には我慢をしています。

しかし、高速路線バスなど途中のパーキングエリアやサービスエリアでトイレ休憩がある仕事ならまだましですが、一般路線バスなどは始発地から終点まで走り通さなければならならないので、我慢するのも限界が来るときがあります。

1便の運行時間が短ければ終点まで我慢できますが、長距離や想定外の渋滞が発生した場合は数時間は我慢しなければならないこともあり、地獄を見ることになります。

乗務中にトイレに行きたくなった時の選択肢は3つ

〇我慢する
〇乗務中トイレ行く
〇漏らす

現実問題お客様の前で漏らすという選択肢を取ることはできないので、実質的には「我慢する」か「乗務中トイレに行く」の2択になりますが、最悪漏らしてしまうことも可能性としてはあります。

それではどういう状況の時に、「我慢する」のか「乗務中トイレに行く」のかその判断基準と、その選択をした場合どうなるか解説します。

我慢する場合

✓お客様が少なく道路も空いている時間帯でスムーズに運行ができており、あと何分で終点につくか見通しがたつ場合
✓トイレの我慢が「小」の場合

こんな時は多少無理してでも我慢します。

トイレまであとどれくらいで行けるか見通しがたつのであれば、「小」であれば我慢しやすいですし、お客様を待たせなくて済むのでそのまま運行を続けます。

乗務中トイレに行く場合

✓いつ終点までつくのか見通しがたたない場合(大雨や事故による渋滞等)は、限界までまだ我慢できそうであったとしても余裕をもってトイレに行く
✓トイレの我慢が「大」の場合

こんな時は乗務中にもかかわらずトイレに行きます。

トイレに行けるまでの見通しがたたない場合は早めにトイレに行く判断をしておかないと、最悪の事態(漏らす)ことになりかねないからです。

また「大」を我慢する場合は、「小」を我慢するよりもきついですし、自分がコントロールできずに漏らしてしまうこともあり得ます。
どこでトイレができるか目星をつけ、行くかどうか早めに判断することが重要です。

なお運行中にトイレに行く場合は、お客様にお断りと会社に状況説明をしておきましょう。
また急ぐ気持ちは分かりますが、お客様がご乗車中にバスから離れることになるので、歯止めはしっかりしておきましょう。

漏らす場合

✓トイレに行けるタイミングを逃した。
✓自分の意図しないときに出てしまった。

これはできれば避けたいですが、最悪漏らしてしまうこともあるかもしれません。

状況としては、行こうと思っていたがトイレに行けるタイミングを逃してしまったり、バスの振動などで意図しないときに出てしまった場合です。

自分が恥ずかしい思いをするだけでなく、お客さまにも会社にも迷惑をかけてしまうので、ここまで我慢しないようにしましょう。

トイレの我慢は安全運行に悪影響

しかしながら、そもそもイレを我慢しながらバスの運行を続けるのは安全運行に悪影響を及ぼします。

先ほど乗務中にトイレに行きたくなった時の選択肢を3つお伝えしましたが、いざあなたが運行中にトイレに行きたくなったらどうしますか?

僕の経験から言うと、

「基本的にトイレは我慢せずに、迷わず行ける場所で行け!」

トイレを我慢することは百害あって一利なし。
バスの運行中は色々なことに気を配らなければなりません。

✓一般車、歩行者、自転車の動向
✓バス停のお客様の有無
✓バス車内のお客様の動向に注意し車内マイクにて注意喚起
✓スムーズな運転操作

その他にも状況に応じた「気配り」により初めて安全にバスを運行することができます。

しかしトイレを我慢している時は、

「あと何分で終点に着くか。」

「最後まで我慢できるか。」

「どこにトイレがあるだろうか。」

など頭の中がトイレのことでいっぱいになります。

そのような状況でバスを運行する事は危険ですし、安全運行に必要な「気配り」ができず事故を起こす確率もあがります。

正常な判断ができずにミスがミスを呼ぶ状態となったら最悪です。
事故もそうですがお客様とのトラブルが起きてしまうと、更にトイレに行けない状態となりそれこそ漏らしてしまうかもしれません。

僕の苦い経験

経験が浅い運転手は、バスの運行に精いっぱいで自身の体調管理まで気が回らず運行途中でトイレに行きたくなってしまうこともあると思います。

僕もバス運転手になりたての頃は、運行中にトイレに行きたくなることが多々ありました。
しかも限界まで我慢していました。

理由はただ一つ、

「お客様の前でトイレに行きます宣言をするのが恥ずかしかったから。」

ただこれだけです。

想像してみてください。

あなたがデスクワーク中にふとトイレに行きたくなった時。
きっと何も言わず、周りから注目されることなく自然とトイレに行くことができるでしょう。

しかしバス運転手が運行中にトイレに行くときは、途中でバスを停車させてお客様に待っていただく必要があるため、必然的にお客様の意識はバス運転手に向くことになるのです。

特に朝のラッシュ時は、なおさら痛いほど視線を感じます。

トイレに行く行為をバス車内という密室で何十人ものお客様から注目される状況は、バス運転手になるまで経験したことがありませんでした。

そんな視線にさらされるくらいなら、僕は我慢して終点まで行くことを選んでいました。

しかし我慢したことで、なんども地獄を見ました。

例えば、路面状況が良くない所はかなりの振動を感じますが、その振動が尿意・便意を刺激して漏れそうになります。

また先を急ぐあまり速度を上げ、微妙なタイミングの信号でも無理に行こうとしたこともありました。

真冬でも脂汗が出てきて、本当の限界に達すると足が震えたこともありました。

「トイレを我慢する」という修行をしていないかぎり、こんな苦行を味わうくらいなら恥を忍んでトイレに行った方が結果100倍マシだったのです。

バス運転手のトイレ対策4つ

これまで乗務中にトイレに行きたくなった時の対処法をお伝えしてきましたが、そもそもトイレに行きたくならないような対策をしておけば、行くかどうか悩んだり苦しむ必要が無くなるわけです。

そこでここでは、僕のこれまでの経験から効果があったトイレ対策をご紹介します。

運行前の飲食物に注意

僕はコーヒーを飲むとすぐにトイレに行きたくなるので運行前は絶対に飲みません。
しかも短時間で連続してトイレに行きたくなります。

このように人それぞれトイレに行きたくなる飲食物があると思いますが、たとえそれが好物であったとしても運行前に口にするのは控えましょう。

1便走ったら必ずトイレに行く

終点まで走り終わった後は、たとえ出そうになかったとしても必ずトイレに行くことを癖づけましょう。

次便で何が起こるか分かりません。
もしかしてルート上で事故渋滞が発生していたり、多客のため大幅に運行が遅れるかもしれません。

「あの時行っておけば良かった。。。」

と言うことがないように、1便走り終わったら必ずトイレに行くようにしましょう。
たとえ遅れていて次便の発車が遅れそうであったとしてもです。

ちなみに僕は、行っておけばよかった後悔を何度もしています(笑)

冬はトイレが近くなるので特に気を付ける

寒くなると本当にトイレが近くなります。個人差があるとは思いますが、僕の場合夏より冬の方が1.5倍ほどトイレに行く回数が増えます。

飲み物に気を付け直前でトイレに行っても、冬は運行中にトイレに行きたくなる事が多いです。
冬はトイレに行きたくなりやすくなるんだということを念頭に飲食物に注意し、こまめなトイレが必要です。

これは僕個人の感想なのですが、運転席周り(特に足元)が暖かいと尿意を我慢しやすいです。
冬は真っ先に運転席周りのヒーターを全開にして温めておきましょう。

少しでも尿意・便意を感じたら別のことを考える

僕のようなトイレ我慢マイスターになるとセンサーが発達しているので、運行中にわずかな尿意・便意でも感じ取ることができます(笑)

すると、

(あとどれくらいで終点に到着するかな?)

(次のバス停にお客様がいませんように)

(あのバス停付近にコンビニってあったっけな)

などなど、頭の中がトイレのことでいっぱいになってきます。
すると不思議なことに考えれば考えるほど、どんどん尿意・便意が増してくるものです。

すこしでも尿意・便意を感じ取ったときはすぐに別のことを考えてください。

一度頭の中を空っぽにリセットして、トイレとは全く別のことを考えていれば、気がついたら終点近くに来ています。

【まとめ】バス運転手のトイレ事情は?乗務中トイレに行きたくなった時の対処法とトイレ対策を詳しく解説!

トイレを我慢することは体に悪影響です。

対策をしても運行途中にトイレに行きたくなった場合は、迷いすぎずにトイレに行きましょう。

もちろん行く前にお客様と会社に説明する必要があり、それで恥ずかしい思いをすることもありますが漏らすよりましです。

自分の中で尿意・便意の感覚のデッドラインを決め、それを越えたら迷わずに運行途中でもトイレに行くことが大切です。

「まだいける」

「あともう少し我慢してみよう」

などズルズルと引き延ばしにしていると、注意散漫となり、事故を引き起こしてしまう可能性高まります。

脂汗をかきながら運行を続けるよりさっさとバスを停めトイレをすまして安全運行を続ける方が、あなた自身にとってもお客様にとっても良い事なので、迷わずにトイレに行きましょう。

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