バス運転手に転職を考えている方へ。
バス会社やバス運転手についてどのように情報収集していますか?
転職活動は忙しく時間に追われます。
特に働きながらであれば、本業と並行して応募書類の作成から面接の対策まで行わなければなりません。
複数の企業を同時並行で行う場合、更に忙しくなります。
以前の記事でバス運転手に転職するまでの道のりを解説しましたが、失敗しない転職をするためには、時間が無くても多くのことを行わなければなりません。
中でも「情報収集」については転職活動の初期段階であり、ここでつまづくと後々大きな影響がでます。
なぜなら正しい情報を得られなければ正しい判断ができなくなるからです。
しかし、
どのように情報収集すればいいのか分からない。
効率的な情報収集はどのように行うのか分からない。
とお思いの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、どの情報源からどのような情報が得られるのか、そのメリットデメリット含めて詳しく解説します。
↓筆者の自己紹介
※ここに記載した内容は特定の会社・団体・組織・個人を指すものではありません。またバス会社や仕事によって状況は異なるので、この記事の内容がすべて当てはまるわけではない事をあらかじめご了承願います。
この記事を読めば、あなたにとって効率的かつ効果的に情報収集を行う方法が理解できます。
バス会社のホームページ
得られる情報
✓給与・勤務地・試験内容など募集要項に記載されている基本的な情報
✓1日の仕事の流れ
✓社員インタビュー(乗務員の声) など
転職活動を行う中で、ほとんどの方がご覧になるのがバス会社のホームぺージだと思います。
特に大手のバス会社のホームページは、豊富なコンテンツを用意してお客様に向けて自社の情報発信を積極的に行っています。
また採用活動に力を入れている会社であれば、専用の採用ページを作成し、応募者に対してバス会社が「自己PR」を行い、より多くの方に応募してもらおうと工夫しています。
メリット
給与や勤務内容、勤務地等の基本的な情報は、バス会社のホームページに掲載されている募集要項を見るのが確実です。
情報収集をする際は、まず最初に見るべきです。
またバス会社のホームページ内に、専用の採用ページがある場合、動画や写真をふんだんに用いた解説や、先輩の声などのコンテンツが充実している場合も多いです。
会社の雰囲気や実際に働いている様子がよく分かるので、あなたが入社した後の働き方などのイメージがしやすくなると思います。
デメリット
ズバリ、良い事しか書いていません。
世の中バス運転手の働き方に対するネガティブな情報が多いので、前向きにやる気が出るような情報を掲載して、少しでも多くの人に応募してもらうためです。
先ほども書きましたが、企業の採用ページと言うのは、会社から応募者に向けての自己PRの場です。
例えばバス運転手として働く上で、きついことやつらいことがあったとしても、そんなことは書きません。
またその会社が抱える問題等も書くことはありません。
あなたに置き換えて考えて頂ければよく分かる思います。
転職活動中に履歴書や面接の場で積極的に良い面はアピールすれど、悪い面はできるだけ言いたくないと思います。
それと同じで、バス会社のホームページに良い事しか書いていないことは悪い事ではなく、当然の事と言えます。
具体例
小田急バス
はとバス
帝産観光バス株式会社
バス運転手ブログ
得られる情報
✓乗務中のバス運転手の気持ち
✓バス運転手のリアルなルーティン
✓バス運転手あるある など
ブログを使って情報発信しているバス運転手の方がいます。
「乗務日誌」として、その日の仕事内容やエピソード、乗務中感じたことなどをほとんど毎日更新している方。
現在更新されてないけど、過去に有益な情報を発信していた方。
などなど探すといろんな方がいて参考になる情報もたくさんあると思います。
ちなみに、今ご覧になっているブログ「バス運転手しか勝たん!」も僕がバス運転手になりたい方に向けて、役立つ情報を不定期に発信しているブログになります。
事例URL
メリット
バス運転手の生の声が聞けます。
ブログのほとんどが匿名で書かれているので、本音ベースでの話を読むことができます。
バス会社の採用ホームページにも、
「バス運転手インタビュー」
のコンテンツがある場合もあります。
しかし、インタビュワーはだいたい本社の人間か、営業所のお偉いさんだったりします。
そうでなくても、いずれその内容はホームページに掲載されて、社長の目にも留まることになります。
その様な状況でインタビューされても、本音は言えません。
つまりいい事しか言うことができないのです。
インタビューの内容が100%嘘とは言いませんが、もっと別に言いたいことがあるのに言えない部分は当然出てきます。
それに比べてブログだと、匿名性が高い(もちろん書く内容にもよりますが)ので、乗務中のしんどいことや、腹が立つこと、給料面の話など、バス会社のホームページでは絶対に見ることができない内容を知ることができます。
デメリット
先ほど匿名性が高いことによって、本音ベースで書けるのがメリットとお話しました。
しかし、匿名性とは諸刃の剣です。
匿名性を逆手にとって、会社や他の運転手の悪口をあることないことを怒りのおもむくままに、書く方も中にはいます。
良い面だけでなく、悪い面に目を向けることは必要ですが、怒りに任せて冷静さを欠いているような方は時に極端に悪いことを書いたりします。
物事には良い面、悪い面の両面があるのは当たり前のことで、攻撃的な文章で一方的に書かれたような内容には注意しましょう。
ツイッター
得られる情報
✓リアルタイムに幅広い情報
✓バス好きの方やバス運転手になりたい方に参考になるマニアックな情報
✓走行中の運転席の動画や写真など視覚的に分かりやすい情報
ブログと比べて、1ツイートが140文字以内と短文なので情報発信しやすい為、バス運転手、バス会社ともに利活用している方が多いです。
手軽に情報発信できるため、更新頻度が高く情報の鮮度も高くなります。
また、動画や写真などをアップしているツイートも多いので、視覚的にも分かりやすく、バス運転手やバス会社をより身近に感じることができると思います。
メリット
先ほども言いましたが、ブログに比べて更新頻度が高いアカウントが多いので、情報の鮮度が高いと共に、より多くの情報に触れることができます。
またツイッターの機能を使って、直接会話することもできるので、気になった運転手やバス会社に質問することもできます。(返信が返ってくるかどうかは別として)
デメリット
ブログのデメリットの項目でもお話しましたが、ツイッターも匿名性が高く、感情的に悪口ばかり書いているようなアカウントも存在します。
もちろんツイッターの利用方法はその人の自由ですので、日頃のストレス発散目的でツイートしている人もいます。
特にブログは1記事書くのにある程度の文字数が必要ですので、悪い面を書くにしてもその背景を説明したり、良い面も併せて書かれている記事も多いです。
しかしツイッターは、1ツイートが短文なため情報発信しやすく、時に発信者側が冷静さを欠いた状態で一方的にツイートしてしまうことで、誤解が生じる事もあります。
以上のことから、ツイッターは有益な情報もありますが、鵜呑みにせず情報の受け取り側が色んな情報を比較しながら読む必要があります。
フェイスブック
得られる情報
✓自分の興味のあるバス会社や運転手の日常を写真や動画で見れる
✓興味のあるバス運転手と個人的に仲良くなれば、フェイスブックに乗せてないような情報も教えてくれることもある
ツイッターと比較してフェイスブックの特性上、実名でアカウントを作成している方が多いので、特定のバス会社や運転手に対して極端な悪口を書いている人が少ないです。
またツイッターと比べて少ないですが、バス会社がフェイスブックを活用して情報発信をしていることもあります。
特に観光バス会社大手の帝産観光バスさんは、仕事、バス、営業所、バスガイドさんなどの情報発信を写真をふんだんに用いて積極的に行っており、特に観光バス運転手を目指す方にとって参考になる情報がたくさんあります。
メリット
フェイスブックのアカウントは、所属しているバス会社を公表している運転手も多く、あなたが興味のあるバス会社の運転手の投稿内容を直接見ることもできます。
仮にその人が会社名を公表していなくても、友達リストを見ればざっくりどこの都道府県のバス運転手かどうか判断することもできます。
また真剣にバス運転手を目指しているのが伝わり、仲良くなれば、投稿していないような内容(例えば年収、社内の人間関係、勤務時間など)を個人的に教えてくれる
(もちろん人によりますが)事もあります。
もちろんツイッターでも仲良くなって教えてもらうことはできると思いますが、フェイスブックは実名で利用することが前提なので、お互いにより安心感をもって交流することができると思います。
デメリット
利用者数と更新頻度の低さがネックです。
先ほども言いましたが、フェイスブックは実名利用を前提としている為に、身バレを恐れて利用するのを控えている場合や、利用していたとしてもバス運転手であることを書いていない場合もあります。
また、一時期流行ったフェイスブックですが、他のSNSサービスの台頭で利用者数は減少しており、そもそもアカウントは残っていても更新されていない場合も多々あります。
YOUTUBE
得られる情報
これまでご紹介した情報源は文字が主体なので、読んで頭の中でイメージをしながら情報収集をしなければいけません。
しかし、youtubeであれば視覚的に情報が入ってくるので、より内容が理解しやすいと思います。
バス運転手やバス会社のyoutubeチャンネルも増えてきていますので、出勤から退勤までの1日の流れや、仕事風景、バス洗車の様子などなど、様々な情報を得ることができます。
メリット
先ほども言いましたが、動画なので視覚的に情報が頭に入り、あなたがバス運転手として働くことをイメージしやすいです。
また、個人・会社問わずバス関連のyoutubeアカウントが増えているので、僕がバス運転手に転職活動している時から比較すると、youtubeから得られる情報量は格段に増えています。
豊富なコンテンツによりバス好きの人が見てももちろん楽しめますが、バス運転手に転職する人にとっても参考になる情報がたくさんあります。
デメリット
情報収取でyoutubeを見ているつもりが、いつの間にか娯楽で自分の興味のある動画を見てしまい、脱線することで時間を無駄に使ってしまうことです。
ご存じの通り、youtubeには他の関連する動画やあなたの興味のある動画をどんどん教えてくれますので、転職活動をしているつもりが脱線しやすくなります。
それを防ぐ為にも、時間があるときに参考になりそうな動画を「後で見る」リストに保存しておき、情報収集するときに一気に見るのがオススメです。
具体例
〇帝産バス神戸ユーチュー部
〇アプローチチャンネル
〇現役観光バス運転士Kei-CHANNEL-
【まとめ】バス運転手やバス会社の効率的な情報収集の「やり方」をお伝えします。
情報収集元によって得られる情報は変わりますし、メリットやデメリットが存在します。
闇雲にグーグルの検索窓に調べたいキーワードを入れるのではなく、あなたが知りたい情報に最短でアプローチできる情報源から当たっていくのが、効率的に情報収取ができるコツです。
働きながらバス運転手に転職活動をしてきた僕の経験上、時間はいくらあっても足りません。
志望するバス会社に入社するために、時間が無かったからと後悔しないように、効率的かつ効果的な情報収集を行いましょう。